腎臓内科

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腎臓専門医による安心の
治療をご提供します

腎臓は「沈黙の臓器」と言われており、働きが悪くなっても中々症状が出ません。症状が出た時には末期の状態、ということも多い臓器です。逆にいうと、症状が出にくいため、治療に積極的に取り組むモチベーションが湧かないという問題もあります。そのため、腎臓の働きがかなり悪くなってから大きな病院へ紹介となるケースが多いのが実情です。

当院では数少ない腎臓専門医が
しっかりとご相談に応じます

腎臓が悪い、尿に蛋白が混じるなど指摘されているとはいえ、いきなり大きな病院への受診はハードルが高いものです。
そんな時、気軽に受診でき、相談できる「地域のお医者さん」になりたいと思っています。
丁寧に時間をかけて、ご納得いただけるまでご説明したいと考えています。

腎臓内科診療

腎臓病とひとくちに言っても多くの種類があり、それぞれ原因や症状、経過が異なるため、治療方法や薬にも違いがあります。
また、同じ腎臓の病気でも、病気によって診療科が異なります。ネフロ-ゼ症候群や腎炎、慢性腎不全などは腎臓内科となりますが、腎癌や腎結石などは泌尿器科の診療となります。とはいえ、患者さまはご自分の病名がわからないケースがほとんどだと思いますから、まずは当院へご相談ください。

必要な検査を行った後に、的確な診断をし、当院をはじめ、もっとも適した治療が行える医療機関をご紹介いたします。

腎臓の働きと機能

腎臓は腰の上あたり、背中側に2つあり、握りこぶし程の大きさで血液をろ過し老廃物や余分な水分・毒素等を尿として排出します。それ以外にも水分と塩分の排出をコントロールする事で血圧を調整する等、常に私たちの体内を最適な環境にする機能を持つ大切な臓器です。腎臓の不調は自覚症状が少なく静かに進行していきます。

腎臓の機能は一旦低下すると戻りにくく、慢性の経過で末期の腎不全になってしまうと自然に回復する事はありません。手遅れにならない為にも早期発見、早期治療が最善の対策になります。

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病は、慢性に経過する(長引いて治りにくい)すべての腎臓病のことをいいます。

「CKD(Chronic Kidney Disease)」とも呼ばれ、現在、日本では実に20歳以上の成人8人に1人がかかっており、「新たな国民病」ともいわれています。 糖尿病や高血圧などの生活習慣病から腎不全に至るケースが多く、誰もがかかる可能性のある病気です。腎臓は老廃物を排泄し、身体の電解質の濃度を一定に保つなど、身体を正常な状態に保つために多くの役割を担っています。そのため、慢性腎臓病によって腎臓の機能が低下した状態が続いていると、さまざまな病気のリスクが上昇します。慢性腎臓病は、初期には自覚症状がほとんどないため、病院を受診したときにはかなり進行していることがあります。早期発見が重要ですが、それには定期的な健康診断による尿や血圧の検査が必要です。少しのサインも見逃さず、早期に発見し、適切に観察したり、必要があれば治療を行うことが大切です。

こんな症状はありませんか

  • むくみがある
  • 尿が濁る、泡立つ
  • 就寝中、尿意を感じ何度もトイレに行く
  • 慢性的な疲れ、疲れやすいと感じる
  • 立ちくらみやめまいを起こしやすい

気になることがありましたら、まずはお気軽に受診ください。

末期腎不全と診断されたら

進行を防ぐことができず末期腎不全と診断されてしまったらどうしたらいいのでしょうか。

残念ながら慢性的に進行し、機能を失ってしまった腎臓は元に戻す事はできませんので腎臓機能の代わりを果たす腎代替療法が必要になります。当クリニックでは、人工透析治療に加え、腹膜透析も対応しております。また、腎移植を希望される方には専門の医療機関へ紹介することも可能です。
どの治療法が良いか、お一人おひとりのお考えやライフスタイルに合わせて、しっかりと時間をかけて一緒に考えていきます。

腎炎・ネフローゼ症候群

腎炎・ネフローゼ症候群には様々な種類があります。種類によっては短期間の治療で軽快するものから、腎臓の働きが荒廃してしまうものまで様々あります。また、自覚症状も全く認めないものから、非常に激しいものまで多種多様に存在します。このため、腎炎あるいはネフローゼ症候群が疑われた場合には、速やかに適切な診断を下し、治療方針を決定することが重要になります。

検査・治療方法

当院では腎臓内科に対して専門性を持った医師が担当しています。

多くは腎生検といって腎臓の組織を採取する検査を行い、組織診断が必要になります。しかし腎生検は身体に対する負担も大きく、ご高齢な方や筋力の弱った方には難しいこともあります。検査には入院が必要となりますが、専門の医療機関へご紹介する際には検査の必要性や合併症に加え、検査に耐えられるかどうかについてもしっかりとご説明し、ご納得いただいた上でご紹介いたします。
治療は主にステロイドといって、免疫を抑える薬剤を使用します。近年は副作用の多いステロイドの使用量を減らすため、他の免疫を抑える薬剤を併用することも増えてきています。

適切な検査がとても大切です

血液検査と尿検査、そして腹部の超音波検査を行います。一般的な血液検査で、自分の腎臓の機能がどれくらいあるのかを知ることができます。診断に腎生検が必要になることがありますが、その適応をしっかりと判断し、必要があれば連携関係にある病院に依頼することがあります。

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