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コラム

【帯状疱疹ワクチン】50歳を過ぎたら考えたい、つらい神経痛を防ぐ大切な予防策

こんにちは。
今回は「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」と、その予防に非常に効果的なワクチン接種について、詳しくご紹介します。
特に那珂川市在住の方には助成制度もあり、自己負担を抑えて接種が可能ですので、ぜひ参考にしてください。もちろん那珂川市外の方も接種可能ですので、お気軽にご連絡ください。

◆ 帯状疱疹ってどんな病気?

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが、体の中の神経に長年潜伏していたものが、加齢やストレス・病気による免疫力低下をきっかけに再活性化して起こる病気です。

主な症状は…

  • ピリピリ・ヒリヒリするような神経痛
  • 帯状に広がる赤い発疹
  • 顔面にできると視力障害・難聴・顔面神経麻痺などを起こすことも

さらに、発疹が治った後も長期間痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」は、日常生活に大きな影響を与えます。

➡️ 80歳までに約3人に1人が発症すると言われており、誰にとっても他人事ではありません。

 

 

◆ 予防には「ワクチン接種」が有効です

現在、日本で使用できる帯状疱疹ワクチンは2種類
どちらも50歳以上の方が対象で、保険適用外(自費)となります。

 

①【生ワクチン】乾燥弱毒生水痘ワクチン

  • 接種回数:1回
  • 接種方法:皮下注射
  • 予防効果
    • 発症予防効果:約51%
    • 神経痛予防効果:約67%
  • 費用の目安:約8,000〜10,000円
  • 特徴
    • 昔からあるタイプのワクチン
    • 赤ちゃんの水ぼうそうワクチンと同じ系統
    • 免疫力が弱っている方(がん治療中、ステロイド使用中など)には接種できません

 

②【不活化ワクチン】シングリックス(Shingrix)

  • 接種回数:2回(約2ヶ月間隔)
  • 接種方法:筋肉注射
  • 予防効果
    • 発症予防効果:91〜97%
    • 神経痛予防効果:85〜100%
    • 効果は10年以上持続とされています
  • 費用の目安:1回 約22,000円(2回で約4万4千円*当院の場合*)
  • 特徴
    • 最新のワクチンで、非常に高い予防効果
    • 免疫力が落ちた方にも接種可能
    • 発熱・筋肉痛・倦怠感などの副反応が一時的に見られることがあります

➡️ アメリカではこのシングリックスが推奨されており、生ワクチンは2020年から推奨外となっています。

 

◆ どちらのワクチンを選べばいいの?

比較項目 生ワクチン 不活化ワクチン(シングリックス)
効果 約50% 91〜97%(神経痛予防効果も高い)
接種回数 1回 2回(2ヶ月間隔)
使用可能な人 健康な方のみ(免疫低下者は不可) 幅広い方が接種可能(免疫低下者も含む)
持続期間 数年で効果低下 10年以上持続との報告
費用(目安) 約8,000〜10,000円 約44,000円(2回分*当院の場合*)

 

◆ 最後に:帯状疱疹は“かかる前に防ぐ”時代へ

帯状疱疹は、発症してからの痛みや後遺症がつらい病気です。
ですが、ワクチンで高い確率で予防が可能です。

費用はかかりますが、将来の健康と生活の質を守る投資だと私たちは考えています。
50歳を迎えた方、または過去に帯状疱疹でつらい思いをされた方も、ぜひ一度ワクチンについてご検討ください。

 

📞 ご予約・ご相談はお気軽に

当院では、シングリックスの接種が可能です。
那珂川市の助成制度を利用した接種の流れも丁寧にご案内いたします。

詳細はこちら

50歳以上の方:帯状疱疹任意予防接種費用助成のお知らせ – 那珂川市ホームページ

65歳以上の方:帯状疱疹予防接種(定期接種および市独自による接種) – 那珂川市ホームページ

健康な未来を、今から守っていきましょう。
ご不明な点があれば、お気軽に当院スタッフまでお声かけください。

 

那珂川市、福岡市南区、春日市、大野城市の方は近隣ですので、気になる方は092-555-6886までお気軽にご相談ください。

たかえ内科クリニック

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